《三体2:黑暗森林》阅后评论:
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スイート・サイエンス
著者の雄大な構想にただただ感服
本書は三体シリーズの第2部だ。第1部の「三体」は和訳版で読んだが余りの面白さに、第2部の和訳を待つことができずに英訳版に挑戦した。英語で読むのは時間がかかるし、辞書を調べたり面倒なことも多かったが、第2部もその苦労を補って余りある素晴らしい出来の作品だった。
前作で発見された「三体人」の宇宙船団は約400年後に地球に到達するため、人類はそれに備える必要があるが、地球は三体人の完全監視下におかれ、テクノロジーの発達も阻害されるという圧倒的な不利な状況に陥っている。それに対抗するため国連は、国籍も経歴も異なる4人を選んでwall facerに任命し、「三体人」を打ち破る策を立案してそれを実行することを託す、wall facer projectを立ち上げる。
本書はこの4人の行動を中心にその後200年に亘る歴史が描かれるが、4人が考える作戦は何れも常人の想像をはるかに超える内容で、その作戦の辿る結末も全く予測不能で、これほど先が読めない物語は久しぶりであった。
余り風呂敷を広げると途中で破綻してしまうか、尻すぼみになることが多いが、本書はそのようなことがなく、それぞれのエピソードが緻密に絡み合って物語が進行し、そして終盤で本書のタイトルになっているThe Dark Forestの意味が明かされ、見事な結末に至り、読後の満足感は非常に高い。
このような雄大な構想と緻密な進行を両立させた作品は、残念ながら日本のSFでは見たことがない。若い頃に夢中になって読んだ、アイザック・アシモフのファウンデーションシリーズに匹敵すると思った。
こうなると第3部も読むしかないが、ファウンデーションシリーズのような見事な完結を期待したい。
【5星】对作者的宏大构思无比感叹
本书是三体系列的第二部。第一部三体虽然在日语翻译版中读过,但因为太有趣了,等不了第二部的日语翻译,而挑战了英语翻译版。虽然用英语阅读很费时间,查字典也有很多麻烦,但是第二部也是足以弥补这些辛苦的优秀作品。
在上一部作品中发现的三体宇宙船队将在400年后抵达地球,因此人类需要为此做好准备,但是地球处于完全被三体人监视的情况下,技术的发展也受到了阻碍,处于压倒性的劣势。为了对抗这种情况,联合国选拔了4名国籍和经历都不同的人,任命他们为面壁者,建立了面壁计划,委托他们制定打败三体人的政策。
本书以这四人的行动为中心,描写了之后200年的历史,但是他们所想出来的任何作战计划都远远超出常人的想象,其作战结果也完全不可预测,我很久没有看到这么猜不透的故事了。
如果展开过多的包袱,往往会中途漏出破绽,或者虎头蛇尾。但是,本书没有这种情况,各个插曲紧密交织在一起,故事进行得十分周密,并在最后阶段揭示了本书标题中的《黑暗森林》的含义,完成了精彩的结尾,阅读后的满足感非常高。
令人遗憾的是,这种兼顾宏伟构想和缜密推进的作品,在日本科幻界中从未见过。我认为它可以和我年轻时沉迷阅读的艾萨克·阿西莫夫的《基地》系列相媲美。
这样一来,我也只能接着读第三部了,但希望能像《基地》系列一样精彩的完结。
リバーサイドひらくち
前作より面白いのは英語版だからか
三体の一作目は図書館で借りて読みました。後半読み飛ばしたので比べてはいけないのでしょうが、2作目は英語版で読んだら頭にすっと入って(漢字が多いと疲れるのか?)面白かったです。3作目も英語版を注文しました。楽しみです。
【5星】比上一部还有趣啊,因为是英文版?
三体的第一部是在图书馆借来看的。因为跳过了后半部分,所以不能进行比较,但是第二部看了英文版之后,马上就印在了脑海里(难道汉字多的话,会觉得累?)很有意思。第三部也订购了英文版。我很期待。
MYRK
the thread of time
The Three-Body Preblem3部作の第2弾。450年後に地球外知的生命体Trisolaransが地球に襲来することが人類に広く知れ渡って以降の、人々の恐怖、不安、絶望、諦めと足掻きの物語だ。鍵となるのは元天文学者のLuo Jiと海軍出身の軍人Zhang Beihaiという二人の人物である。
4世紀半先という近いようで遠い、遠いようで近い異星人の侵略という設定が絶妙で、今すぐ自分に降りかかる危機というわけでないだけに、皆に狂おしい恐怖心というものはなく、どうせ勝てないという絶望と諦観で静かに混乱している。その混乱を如実に表していると思われるのがthe Wallfacer Projectである。
いくらsophonsの妨害をすり抜けるためとは言え、たった数人の強制的に選ばれた人間に地球防衛を丸投げしてしまうなど正気の沙汰ではない。彼らはETOが放った刺客Wallbreakerのターゲットとなるが、この戦いはいつも虚を衝きこの上ない恐怖をWallfacerや読み手の私に与え。
後半は時間が一気に200年進み、舞台が宇宙に移って壮大なスペースオペラが披露される。人類も太陽系に宇宙戦艦を展開できるようになっていて、勝利への機運が高まるなか、いよいよTrisolaris船団の「露払い」the probeとの対決が迫る。それは上巻The Three-Body Problemでの人類のETOの船への先制攻撃に呼応しかつ遥かに凌ぐほど、強烈だった。最後にイチかバチかの大博打をうつLuo Jiだが、その時200年の時を越えて彼が弄した「仕掛け」が漸く一本に繋がる。
また人類の運命を変えたYe Wenjiとその娘の同級生Luo Ji、そして繋がったとき、この一筋の糸が人類の悲劇の始まりであったと同時に一縷の希望でもあったことに血の気が引くような戦慄を覚えた。
なお上巻でも感じたのだが、本シリーズは情景描写がとにかく美しく、品があって時に幻想的であり、生き生きと想像を掻き立てられ魅了される。科学技術や物理学の硬く難しい話に飽きてしまいがちな作品において、このように叙事と抒情、剛と柔のバランスがよいというのが、本作が大ヒットを博した無視できない要因のひとつであるように思う。
【5星】时间之线
这是《三体》系列的第二部。故事讲述了人们得知450年后,外星生命体三体人将来到地球,表现出的恐惧、不安、绝望和放弃。关键人物是前天文学家罗辑和海军出身的军人章北海这两个人。
四个半世纪的时间,感觉很近又很远的外星人入侵的设定非常绝妙,正因为不是马上就会降临到自己身上的危机,因此大家都没有疯狂的恐惧感,因为无论如何都无法战胜的绝望,陷入了平静的混乱之中。而面壁计划真实体现了这种混乱。
虽然是为了躲避质子的干扰,但是把保卫地球的任务拱手让给几个被强制选中的人,真的疯狂。他们成为ETO所放出的刺客(破壁人)的目标,但是这场战争面对的是无形的敌人,把极致的恐惧带给了面壁者和作为读者的我。
后半部分,时间一下子推进了两百年,舞台转移到了宇宙,上演了壮观的太空歌剧。人类也可以在太阳系展开宇宙战舰,在胜利的希望越来越高的情况下,终于迎来了与三体的探测器水滴的对决。其惨烈程度远远超过了上一部中人类对ETO船只的先发制人的攻击(古筝行动)。最后,罗辑孤注一掷,在那时,跨越了两百年的时间,罗辑的“咒语”终于渐渐连接起来。
另外,改变人类命运的叶文洁和她女儿的同学罗辑连接起来了,这一条线既是人类悲剧的开始,同时也是一缕希望的初现,这让我感到了浑身战栗。
此外,在上一部我也感觉到了,《三体》系列的情景描写非常美丽,很有品位,有时充满幻想,激发人们的想象力,让人着迷其中。在我看来,对于科幻作品中有让人容易厌倦的科学物理知识和生硬难懂的故事,但像这样的叙事、抒情、刚柔并济的平衡,是这部作品获得巨大成功的一个不可忽视的因素。
NKDR
宇宙社会の原理
読み終わってから、夜の星空に思いを馳せたくなるだろう。
燦然と輝く星々が、そして、ぞくぞくするほど恐ろしい暗闇が、途方もなく広がっている。
私たちが見ている星々の光は、何光年、何十光年離れたところから届いたものだ。
それらの先には、私たちの文明よりも優れた文明が存在しているかもしれない。
人類がまだ発明していない新しい推進システムを使って光に近い速度で移動しているかもしれないし、多次元を操作する能力を持っていたり、銀河をまたにかけた国家を建設しているかもしれない。
人類はいつか、そのような文明を築くかもしれない。
だが同時に、宇宙は恐ろしい、暗い森のようなものだ。
光が何十年もかけてしかたどり着けないところに、文明を発見したとしよう。
それは地球より劣った文明で、私たちの力で植民地にできそうだとする。
だが、移動するには何百年、何千年も要するかもしれない。
何十年という歳月は、文明を大幅に変えてしまう力がある。
人類の文明ですら、ライト兄弟が初めて空を飛んでから、アポロ宇宙船のパイロットが月に足跡を残すまで数十年しか要しなかった。
私たちは他の文明を発見できても、数年から数百年前の姿しか観測できない。
しかもいまだ見たことのないそれらの文明は善良な文明なのか、他の惑星の侵略をたくらむ悪い文明なのか区別できない。
私たちはその文明とコミュニケーションをとろうと思うだろうか。それは自らの存在をを明かすことにもなる。
なんだか囚人のジレンマの問題のようだ。
文明は生存を欲し、成長・拡大するが、宇宙の物質にはには限りがある。それが宇宙社会の原理なのだ。
【5星】宇宙社会的原理
读完之后,会想在夜晚的星空下驰骋吧。
灿烂的星辰,还有让人毛骨悚然的黑暗,无边无际。
而我们所看到的星光,是从几光年,几十光年之外的地方照射过来的。
在这些的前面,也许存在着比我们的文明更优秀的文明。
可能正在使用人类尚未发明的新推进系统以接近光的速度移动,或者拥有操纵多维度的能力,或者正在建设一个跨越星系的帝国。
也许有一天,人类会建立起这样的文明。
但同时,宇宙就像一片可怕的黑暗森林。
想象一下,在光需要几十年才能到达的地方,我们发现了一种文明。
如果它是一个比地球还低劣的文明,靠我们的力量可以建立殖民地。
但是,这可能需要数百年,甚至数千年的时间才能到达。
几十年的时间里,有大幅度改变文明的力量。
甚至在人类文明中,自莱特兄弟第一次飞上天以来,到阿波罗太空飞船的飞行员在月球上留下足迹,也只需要数十年。
即使我们能够发现其他的文明,但也只能观测到它们几年到几百年的样子。
而且,这些我们从未见过的文明,究竟是善良的文明,还是企图侵略其他行星的邪恶文明,我们无从知道。
我们会想和那个文明沟通吗?但那也等于暴露了自己的存在。
总觉得这是囚徒困境的问题。
文明渴望生存,成长和扩张,但宇宙中的物质是有限的。 这就是宇宙社会的原理。
(译者注:囚徒困境是指两个被捕的囚徒之间的一种特殊博弈,说明为什么甚至在合作对双方都有利时,保持合作也是困难的)
生存是文明的第一需要。文明不断增长和扩张,但宇宙中的物质总量基本保持不变。这就是宇宙社会的原理。
moon
BRAND NEW, horrible look of universe and life
"the dark forest" is very mysterious title.
It it is definitely to the point of the BRAND NEW, horrible look of universe and life revealed in this novel.
『the dark forest(黒暗森林)』とは何か?
とてもミステリアスなタイトルですが、前作『the three-body problem(三体)』から続く地球とtrisolaranとの抗争を通じて、本作では我々が思いもよらなかった「宇宙像」が明らかになります。
その恐ろしい姿はまさに「the dark forest(黒暗森林)」。
【5星】全新的,可怕的宇宙和生命
“黑暗森林”是一个很神秘的标题。
但是这绝对是一个全新的点,在这部小说中揭示了可怕的宇宙和生命的面貌。
什么是黑暗森林?
通过上一部持续的地球和三体人的抗争,在本作品中,我们意想不到的“宇宙观”将会揭晓。
而这骇人的面貌正是“黑暗森林”。
くまちょっぷ
感情移入できるキャラクター設定
本書の裏面に記載されている導入がよく出来ています。
約400年後に、宇宙からの侵略者が地球に来ることが分かっている(前作 The Three-Body Problemの流れ)。テクノロジーの進歩で対応したところだが、先進技術の基礎研究の発展はこの侵略者によって妨げられている。
そこで、地球の議会がとった方法は、なんと、たった4人の智慧に託すことだった。結果はいかに...
というもの。前作に比べ、人物描写が細かいのが印象的。
ハラハラさせられるときもあれば、幻滅させられるときもあり。
物語りそのもの以上に登場人物に感情移入をしてしまいました。
一作目よりも小説らしい小説に仕上がってると思います。
3部作ですから、終結の『 Death's End 』も楽しみです。
読み手によって、いろいろな読み方ができるのではないでしょうか。
わたしは天体には詳しくありませんが、
天体がお好きな方にはまた別の楽しみ方がある本だとも感じます。
【5星】能够代入感情的角色设定
本书的背面写的导入做得很好。
大约400年后,我们知道来自太空的侵略者将会来到地球(《三体》系列前作的主线)我们虽然用进步的技术来应对,但是先进技术的基础研究发展,却受到这个侵略者的阻碍。
因此,地球议会采取的办法,竟然是寄托于四个人的智慧。 结果会是什么呢...
就是这样。与上一部相比,人物描写更加细腻,让人印象深刻。
有时会让人提心吊胆,有时会让人幻想破灭。
比起故事本身,更能将感情代入到登场的人物中。
比起第一部,我觉得这部更像小说了。
因为是三部曲,所以最终的《死神永生》也很期待。
不同的读者,应该会有不同的阅读方式吧?
虽然我对天文方面不太熟悉,但对于那些喜欢天文的人来说,我认为这本书是另一种享受。
《三体3:死神永生》阅后评论:
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歩く影
5つ星のうち4.0 A Wondrous Saga
The imagination of the author is amazing. For those ordinary people scientific references are impossible to understand. There are many repetitions which require the readers tremendous patience. However, you never wish to stop reading this saga.
【4星】一段奇妙的故事
作者的想象力很惊人。对于一些普通人来说,科学参考文献不好理解。有许多重复的内容需要读者有极大的耐心。然而,你永远不希望停止阅读这段传奇的故事。
リバーサイドひらくち
5つ星のうち5.0 ラスト50ページはじっくり読みたい
2巻はLuo Ji で終わってさて続きは?と思ったら全く別の主役2人が登場。度肝をぬかれる展開はこの巻がダントツ。後半少々たるい部分もあるが、最終の第6章は一度読んだだけではすまない。
【5星】我想仔细阅读最后的50页
第二部以罗辑结束,那接下来呢?当这么一想,接着又出现了另外完全不同的两位主角。令人惊愕的故事展开,是这一部独领风骚的亮点。后半部分稍微有些冗长,但最后的第六章,只读一遍是远远不够的。
NKDR
5つ星のうち5.0 判断
第二巻で、現代の核兵器での相互破壊の原理と同じような絶妙なバランスで三体人と地球人の平和が保たれ、めでたしめでたしとなったかに見えたがそうはならない。
この物語は人類に多くの問いを投げかける。ときは移ろい、都市はより洗練されることもあれば、人の生活様式、生き方や考え方も変わるだろう。例えば望遠鏡はより大型・高性能化し、宇宙船はより小型化され洗練され、ニュートリノ通信、光速移動、反物質、曲率駆動推進や暗黒領域といった概念が生まれ、実用化されるかもしれない。だが人はそれら新しい可能性と脅威をもたらすものに、どう対応していくのだろう。
地球文明は数多くの困難な決断を迫られる。相互確証破壊の下での平和が脅かされたとき、人は両世界の破滅を決断できるのか。あるいは両文明の完全な滅亡ではなく、別の道を探し出せるのか。あるいはどちらも選べず滅亡するのか。人類を窮地から救う科学技術の研究を行うために、戦争か平和かの選択を求められたとき、人はどう判断するのか。その選択は常に人間性と非人間性、生と死、愛と憎しみ、傲慢と臆病さを試すものだ。しかも短期的に誤った選択が長期的には正しいかもしれないし、その逆もありうる。
この物語は私たちが普段決して想像したこともないような世界観を持っている。たとえばなぜ、私たちは3次元空間で生き、光が進む速度はなぜ秒速30万kmなのだろう。宇宙は所与のものなのだろうか。生命体による干渉を受けた結果が、この世界なのではないか。宇宙はどう生まれ、どう死ぬのか。そして文明は宇宙に対し、どう干渉していくのか。それはずっと先の未来の私たちの決断や、この宇宙の全生命の判断にかかっているのかもしれない。
【5星】判断
在第二部中,与现代核武器的相互毁灭原理一样,三体和地球人之间保持着这种绝妙平衡的和平,看起来可喜可贺,但事实并非如此。
这个故事给人类提出了很多问题。随着时代的变化,城市会变得更加复杂,人们的生活方式、生存之道和思维方式也会发生变化吧。例如,望远镜变得更大、更高性能化,航天器变得更小、更精炼,中微子通信、光速移动、反物质、曲率驱动推进和黑域等等概念,可能会诞生和实用化。但是,人类又如何应对这些新的可能性和威胁呢?
地球文明面临无数艰难的抉择。当相互保证毁灭下的和平受到威胁时,人们能决定两个世界的毁灭吗?或者不是两种文明的完全毁灭,而是能找到另一条出路,或者两者都无法选择而一起灭亡。为了研究能拯救人类困境的科学技术,在被要求做出战争还是和平的选择时,人们会如何判断呢?这样的选择,总是在考验人性与非人性、生与死、爱与恨、傲慢与懦弱。而且,从长远来看,短期错误的选择可能是正确的,而短期正确的选择也有可能是长期错误的选择。
这个故事有着我们平时从未想象过的世界观。例如,为什么我们生活在三维空间中,而光速为什么每秒30万公里。宇宙是给定的吗?受到生命体干涉的结果,不就是这个世界的样子吗?宇宙如何诞生,又如何消亡。文明是如何干涉宇宙的。这可能关系到我们在遥远未来的决定,以及对宇宙中所有生命的判断。
moon
5つ星のうち5.0 sense of evanescence
The story, when compared to the others of the trilogy, must be intended to excite us by the perfectly eccentric episodes.
Especially, Sophon's exaggerated style and behavior was very fun (for me as a Japanese 😀).
On the other hand, the excitement gradually went cooler like being subject to the law of entropy, and the very serene last scene reminded me of sense of evanescence (or 無常観) as eastern philosophy.
【5星】幻灭感
这个故事,与三部曲的其他作品相比,目的一定是为了通过这些异乎寻常的情节来激发我们的兴奋感。
尤其是智子的夸张风格和行为,很有趣(对作为日本人的我来说,哈哈)。
另一方面,这种兴奋感逐渐冷却下来,就像受制于熵定律一样,而最后一幕非常宁静的场景,让我想起了作为东方哲学的幻灭感或者无常观。(译者注:无常观为中国汉典籍传入日本后形成的观念,意指没有死的流转,就没有生的勃发)
くまちょっぷ
5つ星のうち5.0 読んでいて自分の意識の範囲が拡張されていく感じに
The Three-Body Problem トリロジー、3部とも読んでよかった。これが読み終えてすぐの感想。
本作『 Death's End 』では、1作目と2作目の疑問点を回収してくれます。のみならず、回収済みの話を土台にさらに話しの広がりをみせます。その展開に、最終話でまぁよくここまで書くことがあるなぁとただただ感心するばかり。
話の軸は「天体」「次元」「時を超える(移動の話)」で3作ともつながっていると読み終えてから気がつきました。この観点から、また読み返しても楽しいかなと感じています。
このジャンルは "宇宙論(コスモロジー)" とも言うそうですが、読んでいて自分の意識の範囲が拡張されていく感じになりますね。
あえてマイナスのことを言うなら、中盤は少し解説が多かったかな。SF小説なのだから、ちょっと事件的な要素が欲しいなと感じている自分もいました。
ただ読み終えて、一週間ほどは "文字を読みたくない!" そう思わされるくらい物語りに圧倒されていました。
世界観は本当にすばらしいです。
【5星】读着读着,感觉自己的意识范围被扩大了
《三体》的三部曲,很高兴我都读完了,这是我刚读完的感想。
本作《死神永生》回收了第一部和第二部的疑问点。不仅如此,在已经回收的故事的基础上,进一步扩大故事的广度。对于这个故事的展开,我只能叹服了,在最终话竟然还能写到这里。
这个故事的主线是天体,维度,跨越时间(移动的故事),我读完后才意识到,这三部作品是相互联系的。从这个角度来看,我觉得重头再读一遍也会很有趣的。
这种体裁也被称为“宇宙论”,读着读着,感觉自己的意识范围被扩大了。
如果非得要说负面的话,中场的解说稍微有点多了。因为是科幻小说,所以觉得也想要一些事件性的要素。
只是读完之后,被这故事所震撼,甚至让我产生了这样的想法:我一个星期都“不想再看字了!”
世界观真的太棒了。
MYRK
5つ星のうち5.0 the end of the universe
The Three-Body Problem3部作の最後の1作をやっと読み終えた。辞書のように分厚く正直骨が折れた。しかしざっと思い浮かぶだけでもハードSF、おとぎ話、B級ホラー、ラブストーリーにミステリー、哲学書と、あらゆる要素が詰め込まれたエンタメ小説。3部通して壮大な群像劇、大河ドラマでもあった。心ゆくまで楽しませてもらった。
The Dark Forest の最後で奏功したLuo Jiの作戦は人類につかの間の平和をもたらした。Trisolaransとの間は戦略的互恵関係といったもので、技術の供与や文化交流なども行われたが、そう長くは続かなかった。突然均衡が破られ絶望的な状況。そして満を持してという形での劇的な進展と、前半から驚天動地の展開に翻弄されるのだが、そこから人類は否も応もなく外へ外へと押し出されていくのだ。
そんな人類の行く末をある時は自ら指し示し、またある時はなすすべもなく見守りながらも、共に途方もない時間、途方もない距離を駆け抜けたのが、本作の主人公Cheng Xinだった。始めに書いたが内容があまりにも豊潤で、感銘を受けた箇所は枚挙にいとまがない。がなによりも舌を巻くのが、これだけ複雑で多岐にわたる顛末に無駄な話がひとつもなく、今までに張られた無数の伏線や設定を丹念に極めて効果的に回収しながら(知能を持った陽子sophonの漢字の表記等)最終的に一本に、一点に集約させていることだ。
またレトリックの妙は今更言わずもがなだが、特に3部をとおして'water''mirror'が要所要所で様々な形で象徴的に使われていることに気付き、注目した。他にもYe Wenjieのファーストコンタクト、'droplets'、「三つの寓話」など、人類の運命の分岐点にはほぼ確実に重要な役割を担う。ことほどさように美しい風景、醜い姿、高度な科学技術、絆、時空の無限の広がりと、その表現の可能性に限界はないのかと呆気にとられる。
表現の限界といえば、「次元が変わる」ということに関する表現の全てに、こちらの想像力の限界を試されている気がして非常にヘビーだった。「頭が絞られる」とはこういうことかと疲れたが、とても楽しかった。散々きりきり舞いさせられたが、最後の場面は甘い切なさと果てしなさでトランス状態にまで陥った。本当に、とんでもない作品に出会ってしまったものだ。
【5星】宇宙的终结
好不容易读完了《三体》系列三部曲的最后一部。就像字典一样厚,老实说很费劲。但是只要稍微一回想,脑海里就充满了硬科幻、童话、 B级恐怖桥段、爱情故事、推理小说、哲学书等包含各种要素的娱乐小说。第三部是宏大的群像剧,也是一部大型的历史剧。我非常享受。
在《黑暗森林》中,罗辑最后奏效的行动,给人类带来了短暂的和平。与三体人之间形成战略互惠关系,虽然也有技术提供和文化交流等,但并没有持续很长时间。突然打破的平衡,陷入绝望的情况。而前半部分人们却被惊天动地的展开所愚弄,以满怀信心的姿态带来了戏剧性的发展,从这里开始人类不管愿不愿意,都被推到外面去了。
本作的主人公程心,有时会亲自指引人类的未来,有时又无可奈何地看着,一起度过了无限的时间和无限的距离。开头写的内容太丰富了,感动的地方数不胜数。但最让人惊叹的是,在如此复杂多变的细节上,没有一个故事是多余的,而且一边细致又有效地回收到目前为止所布下的无数伏笔和设定 (具有智能的质子“智子”的汉字书写等) 最终,将所有的线整合成了一个点。
另外,修辞的美妙之处就不言而喻了,特别是第三部里,“水”,“反射”等在重要的地方,以各种各样的形式象征性地使用,引人关注。除此之外,叶文洁的第一次接触、水滴、三个寓言故事等,在人类命运的转折点上,确实担当着重要的角色。格外美丽的风景、丑陋的姿态、先进的科学技术、羁绊、无限延伸的时空,这种表现的可能性是没有局限的吗?我已经震撼到目瞪口呆了。
说到表现的局限性,我认为所有关于“维度变化”的表达方式都在沉重考验我们想象力的局限。我认为“绞尽脑汁”指的就是这回事,很累但我非常开心。虽然情绪非常激动,但是最后场面甜蜜而没有尽头的悲伤,让我陷入恍惚的状态。我真的遇到了一件不可思议的作品。